【相続、まず何をすべきか】
相続が開始したら、まずは、市役所の相談窓口や相続業務を取り扱っている行政書士へ相談されることをおすすめします。
相続手続きは、ケースバイケースで必要な手続きが変わってきます。
相談することで、具体的にどこでどのような手続きが必要であるのかを、ある程度把握することができます。
次に、それぞれの手続きの専門家に依頼していくという流れになります。
【相続で必要となる代表的な専門家と大まかな業務内容】
- 行政書士 (官公署全般への手続き)
- 司法書士 (相続登記など法務局への手続き)
- 税理士 (相続税申告など税務署への手続き)
- 弁護士 (相続争いなど裁判所への手続き)
注意点として、上記の専門家には、独占業務といってその専門家しか行えない業務が存在します。
たとえば、行政書士は、相続による自動車関連の申請は可能ですが、相続登記は不可能です。
逆に、司法書士は、相続登記は可能ですが、自動車関連の申請は不可能です。
一方で、業務を遂行するための、戸籍証明書請求や遺産分割協議書作成などは両者とも可能です。
また、農地に関する登記は司法書士、その登記に必要な届出は行政書士というように、相当に分かりにくい部分もあります。
【最初に相談する専門家は行政書士が最適な理由】
上記の専門家のなかでの行政書士の立ち位置は、言うなれば他の専門家から漏れた業務を処理する係です。
言い方を変えれば、他の専門家は対応範囲が狭く、行政書士は対応範囲が広いと言えます。
それゆえに、何も分かっていない段階での相談相手としては、行政書士が最適だと言えます。
行政書士をハブとして、必要に応じて他の専門家へと繋いでいくイメージです。
【専門家に任せずにご自身で行うという手段】
相続手続きは、全てご自身で行うことも可能です。
しかしながら、それは法律上可能なだけであって、実際に行うとなると難しい部分が多いでしょう。
相当に時間を持て余しているのであれば別として、忙しいなかでご自身で調べながらやるよりも、専門家に任せたほうが圧倒的に合理的だと思います。
最近では、AIを利用することで、簡単に専門的な手続きが行えるというようなことが言われたりしますが、現状で一般的に利用できるAIでは難しいと思われます。
私自身も業務でAIを利用していますが、結構な頻度でハルシネーションが起こります。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

